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ワインまめ知識

オーストリア

画像1オーストリアはドイツと国境を接しており、品種や法律などにドイツとの類似点が多く見られるが味わいは異なり、白はよりボリューム感のある辛口、赤はタンニンが強いフルボディなものが主流となっている。

生産地域は東部に集中しており、ニーダーエスタライヒ地域とブルゲンランと地域が2大産地で全栽培地の9割以上を占める。

 

オーストリアワインで有名なホリイゲとは、特定のワイン名ではなく新酒を意味するオーストリアの用語で、フランスのヌーヴォー同様に広く知られている。主な栽培品種は、最も生産量の多い土着の白ぶどう品種Grüner Veltlinerグリューナー・フェルトリーナーのほかWelschrieslingヴェルシュリースリング、黒ぶどう品種ではZweigeltツヴァイゲルト、オーストリア原産のBlaufränkischブラウフレンキッシュなどがある。

オーストリアは1995年にEUに加盟しており、現行のオーストリアワイン法もEUワイン法の枠内で運営されており、次のように品質区分されている。

 

Tafelwein(ターフェルヴァイン):

オーストリア国内で収穫されたぶどうを原料とし、果汁のKMW糖度は10.7度以上。ラベル表記はÖsterreich、またはÖsterreich Tafelwein以外は認められないほか、ぶどう品種名表記も認められていない。

Landwein(ラントヴァイン):

単一のぶどう栽培地方のぶどうを原料とし、KMW糖度は14度以上。ラベルにはぶどう栽培地方名を表記する。

なお、ラントヴァインのほか、下記のクワリテーツヴァインおよびプレディカーツヴァインには収量制限があり、ぶどうでは1ha当たり9,000kg、ワインでは1ha当たり6,750Lまでしか生産が許されておらず、この収量を上回った場合はターフェルヴァインとなる。

Qualitatswein(クワリテーツヴァイン):

単なるクワリテーツヴァインとKabinettカビネットの2つが属するが、どちらも単一のぶどう栽培地区産のぶどうを使うことが義務付けられ、それをラベルに表記することが許されている。

前者は原料のKMW糖度が15度以上で補糖が許され、補糖後のKMW糖度は19度以下、製品のアルコール度数は9度以上となっている。

後者は原料のKMW糖度が17度以上で補糖は許されておらず、残糖は9g/Lを超えてはならない。味は辛口(トロッケン)として仕上がる。このカビネットという呼称はドイツではプレディカーツヴァインのカテゴリーに属している。

Prädikatswein(プレディカーツヴァイン):

このカテゴリーでは原料果汁のKMW糖度によって、以下の7つの段階に分けられており、いずれも単一の栽培地区産のぶどうを原料とし、補糖やジュースレゼルヴェの添加は認められていない。また、ラントヴァインおよびクワリテーツヴァイン同様の収量制限があり、製品のアルコール度数は9度以上。

1.Spätlese(シュペトレーゼ)

通常よりも収穫を遅らせた完熟ぶどうのみで造られ、果汁のKMW糖度は19度以上。収穫翌年の3月1日以降に発売が許される。

2.Auslese(アウスレーゼ)

完熟したぶどう、および貴腐化したぶどうを原料とし、果汁のKMW糖度は21度以上。収穫翌年の5月1日以降に発売が許される(以下、販売許可日は同じ)。

3.Beerenauslese(ベーレンアウスレーゼ)

過熟したぶどう、および貴腐化したぶどうを原料とし、果汁のKMW糖度は25度以上。

4.Eiswein(アイスヴァイン)

収穫時、あるいはプレス時に凍結したぶどうを原料とし、果汁のKMW糖度は25度以上。

5.Strohwein(シュトローヴァイン)

完熟したぶどうを藁、もしくは葦の上で、あるいは空中にひもで吊るして、3ヵ月以上自然乾燥させ、糖度の高くなったぶどうで造るワイン。果汁のKMW糖度は25度以上。

6.Ausbruch(アウスブルッフ)

貴腐ぶどう、または樹上で自然乾燥したぶどうのみを用い、果汁のKMW糖度は27度以上。同一畑からの健全果の果汁、または健全果のワインを加えてもよいが、この方法を実行している生産者はいない。

7.Trockenbeerenauslese(トロッケンベーレンアウスレーゼ)

樹上で自然乾燥した貴腐ぶどうのみを原料とし、果汁のKMW糖度は30度以上。

 

以上のうち、上2つはEUの分類におけるヴァン・ド・ターブル(テーブルワイン)、下2つはV.Q.P.R.D.(指定地域優良ワイン)に属するワインであり、用語の面でドイツのワイン法と似ているが、いくつかの相違点も見られるので注意を要する。

オーストリアワインの品質区分で重要な鍵となっているのがKMW = Klosterneuburger Mostwaage(クロスターノイブルガー・モストヴァーゲ)糖度という原料用ぶどう果汁の測定法で、ワインを造る前の果汁糖度を計る単位として、純粋な糖のみの重量%を示す方法であり、果汁を比重計で測定して出す見せかけの重量であるBrix(ブリックス)との間に大きな差を生じる。

オーストリアワインは、こうしたKMW糖度の高低が、品質区分の基準になっている。

オーストリアは2002年ヴィンテージ以降、品質に基づくドイツ式分類に加え、原産地に基づくラテン式分類、つまり、フランスのA.O.C.やイタリアのD.O.C.のような原産地呼称制度を積極的に推進している。オーストリアではそれをD.A.C.(Districtus Austriae Controllatus)という。

ワインはクワリテーツヴァイン以上で、産地ごとに決められた品種を使用し、そのD.A.C.にふさわしいスタイルを要求される。

また、法的に定められた産地名も品質区分と密接な関連がある。オーストリアのワイン法では、広い地域を表すぶどう栽培地方名が4つあり、その地方の中に4つの包括的生産地域と、さらに16の限定的生産地域に細分化されている。

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